ナイン・ヴィジョンズ

「ナイン・ヴィジョンズ|日本から世界へ 跳躍する9人の建築家」の展覧会へ行ってきました。

尾道の現場が春に竣工して以来なので、久しぶりの尾道となりました。

ナイン・ヴィジョンズは、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー建築賞を受賞した9人の日本人建築家に関する展覧会です。

少し感想を書かせていただきます。

人間の営みと建築の共生というテーマを感じ、スケールの大小問わずどの作品も人の生活に根ざし、温もりをもっていました。

光と素材の関係性を探究した展示では、自然光が差し込む模型や映像を通じて、建築が時間と季節をどう受け止めるかを体験できました。

また、木材や土壁などの日本的素材を現代的に再構築する姿勢に、古さを新しさに変える日本建築の知恵を感じ、日本建築がこれまでの伝統的な枠を超え、多様な未来像を世界に提示しているとも感じました。

日本建築とひとくくりにできない自由で柔軟な発想こそが大切なのだと再認識しました。

ナイン・ヴィジョンズは単なる建築の展示ではなく、私たちに生きる場所や未来の風景を問い直す体験の場でもありました。


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